明後日は、バレンタインデー。


学校の女子たちは、なに作る?とか、どうやって渡す?とか、幸せそうに話してる………けど。



「ふんっ!いいもんね!毎年恒例独りぼっちのバレンタイン!!上等だよっ!」

そんなことを一人で言っていたら、



『僕に…………ちょうだい。………………チョコ。』


いつのまに近くに来ていたのか、雅が言ってきた。



「なんで?!まあ、余ったやつなら、いいけど?」


私がそう言うと、



『雅だけとか、ずるい!!俺にもチョコちょうだい!』


「はいはい。」


結局雅とゆうちゃんにもチョコあげることになった。