side.東
はぁ・・・
文化祭か・・・面倒くせぇな・・・
最初はそんなことを思っていた。
けど・・・そんな考えは、すぐに吹っ飛んだ。
だってそこに・・・
すごく綺麗な沙里がいるから。
この沙里を誰にも見せたくない。
そんな考えが浮かんだ。
けど・・・そんな事は出来ない。
ちゃんとわかってる。
沙里に陽が抱きついてることに、腹が立った。
けど、引っ剥がしたい気持ちをギリギリ抑えて、
東「沙里、似合ってんじゃん!」
笑顔で言うと、沙里も微笑んでくれた。
ドキッ
今、ドキッってした。
なんなんだ?
そんな事を思いながら、店が開店した。