どっちかなんて選べない!~ヤンキーくんと王子様~







それからは一瞬だった。


さっきまで喧嘩していたヤンキーたちが、全員地面に倒れている。


…この人が、全部1人で倒したのだ。


(…面倒なことに巻き込まれちゃったかも)


「…おい」


(途中で帰ればよかったかな…)


「おい」


(こんなときに限っていないんだから…)


「おい、聞いてんのか」


「はいっ!?」


危ない。トリップしかけていた。