ーー1週間。
未だに意識は戻らず、俺は毎日様子を見に来ては帰るの繰り返しをしていた。
別にそこまでする義理はなかった。
だけど放っておけなかった。
「……永輝か」
ドアを開けて入って来た俺を見て振り向いた南雲。
俺は飛騰の事を任せたままで痺れを切らした南雲の元へ来て事情を話すと「身元は?」と心配そうな顔をしていた。
「まだ分からない」
「意識は?」
「戻らない。今は斗真が看てる」
南雲は「そう」と言うとタバコを揉み消しグラスに飲み物を注ぎテーブルに置く。
「あのビルは永輝んとこのでしょ?分からないの?」
「“曰く付き”なんだから聞いたとこで答えは分かってるだろう」
「まあね、だけど関係はあるよね?」
「あのビルに訳ありの女を入れとく所じゃない。それは別、あのビルは違う目的で使ってる」
「俺はソッチの事は知らないけど……そうゆう“目的”があったんじゃないの?じゃなきゃ…」
「その話は止めだ。それより頼みがある」
詮索したところで身元が分かれば苦労はしない。
それよりも先ずはやらなければならない。
未だに意識は戻らず、俺は毎日様子を見に来ては帰るの繰り返しをしていた。
別にそこまでする義理はなかった。
だけど放っておけなかった。
「……永輝か」
ドアを開けて入って来た俺を見て振り向いた南雲。
俺は飛騰の事を任せたままで痺れを切らした南雲の元へ来て事情を話すと「身元は?」と心配そうな顔をしていた。
「まだ分からない」
「意識は?」
「戻らない。今は斗真が看てる」
南雲は「そう」と言うとタバコを揉み消しグラスに飲み物を注ぎテーブルに置く。
「あのビルは永輝んとこのでしょ?分からないの?」
「“曰く付き”なんだから聞いたとこで答えは分かってるだろう」
「まあね、だけど関係はあるよね?」
「あのビルに訳ありの女を入れとく所じゃない。それは別、あのビルは違う目的で使ってる」
「俺はソッチの事は知らないけど……そうゆう“目的”があったんじゃないの?じゃなきゃ…」
「その話は止めだ。それより頼みがある」
詮索したところで身元が分かれば苦労はしない。
それよりも先ずはやらなければならない。
