斗真の掛け声に一斉に走り出す。
「永輝、前走で行ってくるわ~後でね!」
「三箇条忘れんなよ」
「分かってるわ、“事故るな、煽るな、捕まるな”でしょう?」
「あぁ」
ニンマリ笑って走るリョウを送り出しタバコを口元にくわえ、
「永輝さん」
「さんきゅ」
すかさずタクヤが火をつける。ジジっと焼ける音が爆音に消され紫煙だけが舞い上がる。
空を見上げれば月は隠れてどんよりしている雲が綿埃に見えるのは、俺が病んでいるせいか?
今日の昼飯に食う筈だったプリンを斗真が食ったから病みまくったせいだろう。
はぁ、と溜め息を零せばタクヤが青ざめた顔をして指を指す
「タクヤ、なんだ?どうし―――!?」
指差した先に見えた光景に俺もくわえていた煙草を落として青ざめた。
