「チッ、あのババアいつか捻り潰してやる」
出て行ったドアに向かって悪態を付く斗真を無視してパイプ椅子に腰を下ろす。
あれから1週間。
未だに目覚めない女は謎だらけで、こうして毎日様子を見に来る俺達は
「永輝、今夜あたり飛騰に顔出さねーとやべぇぞ。南雲がキレてる」
倉庫に行けずにいる。
「あぁ、1週間もアイツ等に喚かれたら病むだろうな」
「病むのはテメェだけだ」
「斗真」
「なんだよ」
「この女、病んでたのか?」
「テメェの脳みそが病んでんだろうが!!だー!!めんどくせー!」
ポケットからタバコを出して火をつける斗真にチョップをして奪い取る。
「ばかやろう。病院は禁煙だ」
「…………オマエもな」
釣られて手にした煙草を見て斗真が呆れたため息を吐いた。
