病んでるとグレーてる1


半ばヤケクソだった。
痛いのは分かってた。

もしかしたら本当に死ぬかもしれないって覚悟だってした。

それでもヒカリが希望的に見えたんだからあたしはどうかしてる。

生きるか死ぬかなんて玲二と賭けて遊んでる暇なんかない。


……だけど、やっぱりあたしはツイてなかったんだ。


「いっ!!!」

落ちてるのに恐怖で叫ぶなんて余裕は無かった。ただ窓から飛び出すことで自由を得られた気がしたから笑ってた、と思う。

「うあぁーっ!!!!」

いくら鎖を掴んでたにしたって足枷の重力なんか考えてなかった。

普通重いものを高いとこから落とせば威力は強い。勿論繋がれたあたしの右足――刺された右足に負担が来る。

それに長さがたりなくてあたしは宙ぶらり、数メートル足りなくて登るのも下りるのも不可能な状態。

どうすればいいんだ。
このまま出血死するかもしれない。

どっちにしてもあたしは死ぬはずだったんだから。

でもこんな間抜けな死に方ってないよね……


本当に諦めたんだけど

「オイ!!生きてるか!?」

微かな賭けでもあったの。

「死ぬ、…かもね」

そう言い残してあたしは深い眠りへ誘われた。