半ばヤケクソだった。
痛いのは分かってた。
もしかしたら本当に死ぬかもしれないって覚悟だってした。
それでもヒカリが希望的に見えたんだからあたしはどうかしてる。
生きるか死ぬかなんて玲二と賭けて遊んでる暇なんかない。
……だけど、やっぱりあたしはツイてなかったんだ。
「いっ!!!」
落ちてるのに恐怖で叫ぶなんて余裕は無かった。ただ窓から飛び出すことで自由を得られた気がしたから笑ってた、と思う。
「うあぁーっ!!!!」
いくら鎖を掴んでたにしたって足枷の重力なんか考えてなかった。
普通重いものを高いとこから落とせば威力は強い。勿論繋がれたあたしの右足――刺された右足に負担が来る。
それに長さがたりなくてあたしは宙ぶらり、数メートル足りなくて登るのも下りるのも不可能な状態。
どうすればいいんだ。
このまま出血死するかもしれない。
どっちにしてもあたしは死ぬはずだったんだから。
でもこんな間抜けな死に方ってないよね……
本当に諦めたんだけど
「オイ!!生きてるか!?」
微かな賭けでもあったの。
「死ぬ、…かもね」
そう言い残してあたしは深い眠りへ誘われた。
