――あれから3日経った。
状況は何も変わらず、未だにあたしはここに居る。
1日置きに来る玲二はどうやら忙しいみたいでそれに加えて機嫌が悪い。顔を見る度に殴りつけたり蹴り上げたりあたしをフルボッコ。
好きだって言うならもっと大事にしてほしいんだけど、まあ、あたしは煩わしい存在だから仕方ない。大人しくアパートに居れば手間は掛からないんだから……ようはあたしが悪い。
「3、4、5……7日目か」
指折り数えてため息。
早くもここに来て1週間が経つ。今日も窓越しに月を愛でる……が生憎曇り空で月は隠れている。唯一の携帯の光も今さっき充電が切れた。
そのせいで此処は暗闇に飲み込まれる。
「熱下がんないな」
火照る身体はダルい。殴られて熱を持つ箇所が痛くて、泣きそう。
少しでも動くとジャラジャラと忌々しいリードがうるさく音を鳴らす。オマエは逃げられないんだぞって言われてる気がした。
だから諦めてた。
だけど鉄骨を壊そうと思う。
意味不明だけど持て余す時間は暇で、ボーッと過ごしてると益々身体が痛くなる気がするし、気を紛らわす為にもなるから。
鎖を辿りながら鉄骨に触れる。
「どう見ても鉄製だよね」
細い見た目とは打って変わって頑丈な鉄骨に不可能という三文字が脳みそに叩きつけられた。
やっぱり、諦めて窓に寄る。
