「じゃあ仕事行ってくる」
「………うん」
長い鎖に繋がれた手錠と、見た目よりはあまり重くない足枷を確認した玲二は優しく髪を掬い一つキスを落とす。
満足げに笑う玲二に寒気がした。
「じゃあな」
部屋から出て行った玲二を確認するために窓から見下ろすと車が走り出すのが見えた。
そして無造作に置かれたビニール袋をひっくり返し中を見れば………
「簡易トイレって…」
トイレすら行けないあたしへの配慮か携帯用簡易トイレが数個入っていて、それに水とパンが1つずつ。
「マジ最低」
変に気遣われるくらいなら何もされない方がマシだっつーの。
