「なんだよ。
ジーっと見て。」


「太陽が笑ってるの久しぶりに見たなって。
あの日から顔も合わせてくれなかったから…。」


下を見て話すと太陽はゆっくり口を開いた。


「…ごめんな。
辛い思いをさせた…。」


「そんな顔しないでよ。
私だって悪かったの。
太陽の気持ちも考えずに告白なんてしたから…。
迷惑…だったよね。」


太陽は首を振っていた。


「迷惑じゃなかった。
俺…本当は…死ぬ程嬉しかった。
俺も姫織が好きだから!」


えっ…!


太陽の顔は赤かった…。