そう言って、北沢くんを避けて行こうとすると足がもつれる。 「俺の後ろに、乗れよ」 「え?」 「え、じゃ無くて、単車の後ろに乗れ」 足を捻ってイタイけどバイクに乗って行くなんて、ありえない。 「いいです」 「...いいから乗れ」 思わず、涙目になりそう。