北沢くんの前で涙が零れてきた。 「うっ北沢くん...本当にありがとう...」 「...後は、明日ぐらい、気になる事があれば病院に行けばいい」 「ありがとう...」 「じゃ~俺帰るわ」 え?こんな良くしてもらったのにタダで帰すわけにはいかない。 ふと壁にかけてある時計を見ると夜の7時半だった。 「お腹空いてない?」 「別に...気にするな」