ダレなのか確かめる。 北沢くん!? ちょ、ちょっと待って。 思わずベッドの上に正座し息を整えると着信ボタンを押した。 『もしもし』 『俺だけど...』 北沢くんの声はいつもより低かった。 『えっと...』 何を話せばいいの? 『教室に行ったら、メイが居なくて永井に聞いたら帰ったって』