「あ...ん...別に」 「ふ~ん意味なしか、別にいんだけどな」 北沢くんって、こんなに喋る人だったのかな?いつも寝てるか友達と話している姿しか見たことないな。 あっ...家の屋根が見えてきた。 わたしは北沢くんのお腹に回した手をきゅっと掴み 「あの...この辺で降ろしてもらえますか?」 そう言うと北沢くんは、バイクのスピードを緩めていく。