北沢くんは有無も言わずはエンジンをかけ泣きそうになったわたしは、渋々ヘルメットを被った。 「おい」 「はぁっい?」 「もっとくっつかないと落ちるぞ」 目をきゅっと閉じ北沢くんの背中に思いっきり抱きついた。 「大きいんだな...」 へ? 後ろから見える北沢くんの口元はニヤリと笑っていた。