小さなルルナくん。



「な、何か変わった従弟ね」


実紗は苦笑いしながら微笑んだ。



あ、あはは………。




「でも…超あたしのタイプーっ!!」


実紗の目がハートになったのは気のせいかな?


この子ってば、すぐに『超タイプー』とか


言うんだから。


「ねぇ、名前は?」


実紗がジーっとルルを見つめながら問うと、


ルルは柚香の手を掴んで歩きだした。


えっ、ちょっ……ルル?