小さなルルナくん。



「柚」


今までで1番近い距離で呼ばれた。


「は、はいっ!」


硬直した柚香は敬語になっていた。



「まだ俺のこと怒ってるのか?」


「えっ?」


「俺…自分でも何したか分かんなくて。嫌なら嫌って言ってくれ」


ううん、ルルは悪くない。