「バカな所が好きだったってなんだよ。お前だって大事な友達だったっつーの!」
「祥吾がいつもあたしを笑わせてくれてたんだよ。何言ってんの。」
「ゆか人生の勝ち組でしょ?そんなの純が一番良く知ってるよ。祥吾くんの幼なじみで良かった。」
祥吾に涙の粒がたくさん落とされていく。
3人が祥吾を囲んでいると、
さりちゃんが僕の腕の中に収まってきた。
「純がずっとあたしを見守ってきてくれた気持ちがすごい嬉しいの。小さい頃から誰よりも純が大切だった。今でも変わらない。純がいなくなる生活なんて考えられないの。」
指通りのいい髪を触り、
さりちゃんに耳打ちをした。
「2人きりになったら話してよ。」
少しはにかんだ笑顔をこぼして頷いた。
「さあ僕は勉強しなきゃいけないから帰るよ。」
「ゆかも。」
「今日はみんなで帰るか。」
病室を出るときには
笑い声が溢れていた。


