君想い【完】



「じゃあ次は僕の報告の番かな?」


僕の言葉に麗は立ち上がり、席を譲ってくれる。


ゆっくりと足を折り、
腰を掛けた。


「祥吾、僕医者になろうと思う。」

「え?」


みんなが上ずった声をそろえた。


「この病院の付属の大学を受けることにしたよ。医者になって脳死の事を専門的に学ぶよ。研究していつか祥吾の目を覚ましてみせる。だからそれまで頑張って生き延びてくれないか?」



舞ちゃんが鼻をすすりながら泣き出した。


「お兄ちゃん最高の友達持ったね。」


舞ちゃんの横につき、さりちゃんが頭を撫でている。


立ち上がって、さりちゃんの隣にいき肩を抱き寄せた。