スルスの皆にも記念パーティーの件が正式に決まったことを報告すると、彼らもやる気になってくれているようだった。
メニューを決めるにあたっては、調理法や使える器具等の関係もあるから、今後はここに頻繁に通いながら考えなければいけないな。
頭の中で予定を組みながらスルスを後にすると、エレベーターの前方にある休憩スペースから歩いてくる一人の女性と目が合った。
この髪の長い女性は、よく天羽専務と一緒にいる社員のコだ。
彼女は大きな目をパッと見開き、俺に向かってお辞儀をした。
「あっ、こんにちは!」
「こんにちは」
「スルスにいらしてたんですね。暑い中お疲れ様です」
「えぇ。いい天気ですね、今日は」
にこりと微笑むと、彼女は何故か俯いてしきりに自分の髪を撫でる。
いつもクールそうに見える彼女だが、なんだか今は雰囲気が別人のようだ。
少しだけ不思議に思いつつも、エレベーターが到着したため「じゃあ」と言って乗り込もうとすると。
「待ってください、椎名さん!」
呼び止められて、思わず足を止める。
俺の名前、覚えていたのか……。
振り返るとほんの少し頬を赤らめた彼女が俺を見据えていて、後ろでエレベーターの扉が閉まる音がした。
メニューを決めるにあたっては、調理法や使える器具等の関係もあるから、今後はここに頻繁に通いながら考えなければいけないな。
頭の中で予定を組みながらスルスを後にすると、エレベーターの前方にある休憩スペースから歩いてくる一人の女性と目が合った。
この髪の長い女性は、よく天羽専務と一緒にいる社員のコだ。
彼女は大きな目をパッと見開き、俺に向かってお辞儀をした。
「あっ、こんにちは!」
「こんにちは」
「スルスにいらしてたんですね。暑い中お疲れ様です」
「えぇ。いい天気ですね、今日は」
にこりと微笑むと、彼女は何故か俯いてしきりに自分の髪を撫でる。
いつもクールそうに見える彼女だが、なんだか今は雰囲気が別人のようだ。
少しだけ不思議に思いつつも、エレベーターが到着したため「じゃあ」と言って乗り込もうとすると。
「待ってください、椎名さん!」
呼び止められて、思わず足を止める。
俺の名前、覚えていたのか……。
振り返るとほんの少し頬を赤らめた彼女が俺を見据えていて、後ろでエレベーターの扉が閉まる音がした。



