超意地悪モードになってたイサヤから逃れるべく、馬車から転がり落ちるように降りた。 そんな私の視界に飛び込んできたのは白亜の宮殿。 「ほぇ〜… ミカエル様のお屋敷 すっごく綺麗で素敵…」 ぽかんと口を開けて見上げる私の横をスタスタと通り過ぎながらイサヤが言った。