でも、そんな私が腰を下ろす前に、馬車のドアがパタリと静かに閉まった。 その音にさらにドキッとしちゃう。 えっと…スヴァルツォさんは…? もしかしてミカエル様のお屋敷まで、この馬車の、しかも密室に2人きり!? おまけに、さっきまでイサヤのことばかり考えていたくせに、いざ本人を前にすると何から話せばいいかわからない。 っていうか、そもそも何を話すかなんて考えてなかった!! ただ、イサヤが辛い思いをしてるんじゃないかって思ったら居ても立ってもいられない気持ちになっただけで…。