なんたって、美沙だけ光って見えるから。 どこにいたって、見つける自信がある。 だけど、目線の先にいる美沙は さっき、こけかけた足を動かしずらそうに引きずっていた。 俺はその少しの事が気になって 「なあ?本当に大丈夫?足痛いんじゃない?」 と美沙の後ろから声をかける。 振り向いた美沙はやっぱり綺麗で どうして分かったの?って顔をしていた。