もしもし?私電話男です。

1分ぐらいたってから電話男は



「分かりました。あくまで手助けですからね。あなたの行動次第でいくらでも変わるんですからね。」



「分かってる。」



「ではまず陽崎さんに電話をして下さい。」



「何て言えばいいんだ?」



「謝るんですよ。そして誓いをするんです。都央留くんの思いをぶつけて下さい。」



俺は陽崎さんに電話をかけた。出てくれるか心配だったが、ちゃんと出てくれた。



まずは謝らないと。許してもらえないかもしれないけど。



「陽崎さん…ごめんなさいっ!!美貴ちゃんが勝手に家に来てたんだ。酒井とうまくいってないって…慰めてあげてたんだ。けど、俺が断ればよかったんだ。男と女2人がいれば浮気だってことぐらい少し考えれば悪かったのに…」



「……。」



ただキスのことだけは言えなかった。



「俺はもう美貴ちゃんのこと何とも思ってない。陽崎さんだけが好きなんだ。…陽崎さんの気持ちを聞かせてほしい。嫌ならそう言ってくれて構わないから。」



これでダメならもう恋愛はしない。



もうこんな人には出会えないだろうから…



「いや…」



「え?」



「いやじゃ…ない。」



「無理しなくてもいいんだよ。」



信じられなくて俺は確認の意味をこめてそう言った。