「いいよ。俺が居たかっただけだから。」 そう言って自分の部屋へ 戻っていく千里。 そういえば、昨日千里、 “焦って”って言ってたよね……? 何に焦ってたの………? 特に焦るようなこと何もないのに……… ――――ピリリリ…… 朝食を食卓に置いた時 部屋にある携帯が鳴り響いた。 誰だろ………? そう思ってすぐ、部屋へ向かい、 携帯を手にとった。