海沿いの道路のガードレールに沿って歩くこと5分。





「こっち!」

私はガードレールをまたぐ。





「え?!みっちゃん!?」

驚いて立ち尽くす翔太楼くん





あれ?地元やのに、翔太楼くん知らんねんや。




リアクションが楽しみやなぁ~





立ち尽くす翔太楼くんをよそに、私はそのままガードレールの向こう側にある岩くずの山へ。






「ちょっと!みっちゃんっ!」



あまりの大きな声にビックリして翔太楼くんの方を見た。





昔、2階の高さほどの倉庫の屋根にハシゴをかけて、私一人登ったときに



怖いの?早くおいでよー!と、翔太楼くんを小馬鹿にした言い方をしたことがあった。





あのときは結局、来なかったんだっけ…