「海に行くか。」 おじいちゃんは、そう確かに言った。 この電車って…海って…まさかね。 着いた所は、あの駅だった。 翔太楼くんと会えない状況でも、私は毎年2回は、翔太楼くんの家からすぐのお墓でお参りをしていた。 お墓参りは、ついでだと、おじいちゃんは言った。 ついで…。 そのついでで私はこんな思いをしなきゃいけないのか…