桜の誓い

―20分後


唯「落ち着いた?」


「グスッ…。うん、ありがとう」


唯「どういたしまして。あ、そうだ」


「ん?」


唯「少しね、昔のこと思い出したんだ」


え…?


唯「桜ちゃんが首にかけてるその指輪」


「これ?」


唯「うん。それって、僕が渡した婚約指輪、だよね?」


「唯斗…」


唯「それ、ずっと持っていてくれているんだね」


「もちろんよ。でも、他に渡したい人が居るのなら、返すわ」


唯斗は今、私のことなんて何とも思ってないものね…。


唯「いや、持っていてくれる?」