チッ…。こんなときに…。


「亜美、私の携帯から唯斗のお父さんとお母さんに連絡して10分後にここに来るように言っておいて」


亜「分かった!」


「蒼は車が来たら唯斗を連れてきて。それと、私の鞄を持って、亜美と一緒に下りて」


蒼「分かった」


賢「何をするつもりだ?」


「私は、車が来るまでの10分間で血毒を片付ける」


雅「無茶だ!俺らがやる!」


何を言ってるのかしら。


「無理よ。黙って私の言うことを聞いて頂戴」


血総「おい!雷神出てこい!」


ざっと見て数は50人くらいかしら。


「誰もここに近付けさせないから」


そう言って私は、窓枠に手をかけ下に飛び降りた。


雅「ここ、3階だぞ?!」


そんな声を聞きながら…。