-夏樹side-


-パンッ


夏帆「なっ…。いったぁい!なにす…」


桜「……でよ…」


夏帆「何よ!」


桜「唯斗のこと、人形としか思ってないくせに彼女面しないでよ!」


亜「桜…」


「唯斗が着けてるあの指輪も!唯斗をあの家に縛り付ける為の鎖でしかないでしょう?!」


夏帆「何言ってんのぉ?そんなわけ、」


「あるでしょ!第一、唯斗のこと外見しか見ていないくせに!中身なんて見てない!ちゃんと見てたら、今のあの人を一人になんてしないはずよ!」


桜…。やっぱり、お前はあいつのこと…。