「(15分…。それだけあれば結構行けるのだろうけど、あの桜ちゃんだ。多分そこまで行ってないはず)」


また一人で全てを抱え込んで…!


「何で勝手に全てを決めようとするの!」


何で僕らを頼らないんだ!



「(お願いだから、無事でいてよ…!)」


―――――――――


「ッ…ハッ…ハアッ…。…もっ、何処にいるの!…ハア…、あと桜ちゃんが行きそうな所は…」


えっと…、


「あれ…?」


あそこに居るのって、まさか…!


「桜ちゃん…!」