―唯斗side―


雪「桜が、居なくなった!」


―遡る事15分


花火をやり終え、はしゃぎ回った為にかいた汗を流そうと言う話になった。


別荘に戻った僕たちは、それぞれの部屋にあるシャワーを使っていた。


もちろん桜ちゃんも。


なのに、


雪「俺と千尋とで、桜に明日からの事どうするか聞こうと思って部屋に行ったんだ」


千「そしたら、誰も居なかった…」


桜ちゃんの部屋には、着替え等の荷物と携帯があったらしい。


そして、携帯の下には置き手紙があった、とのこと。


夏「『さようなら』…?ってこれ…!」


胡「まさか、さぁちゃん…!」


蒼「あっ!唯斗、ちょっとまっ…!」


僕は蒼の言葉を最後まで聞かずに走り出した。