桜の誓い

「分かっているなら、去りなさいよ。無駄話をする気はないわよ」


谷「でもさぁー?あんたも、家の事わかるでしょ?わたしの後ろには何がついているのか」


「なっ…!?」


何を言っているの…!?


谷「わたしは何時でも貴方達に手を出せる」


「だから、何よ…」


谷「唯くんが手に入らないなら、殺してでも手に入れるからね」


「やめて…!」


谷「なら、消えなさいよ。家族の前からも、仲間の前からも…もちろん、唯くんの前からもね?」


なんで…。


谷「貴方が誰かと、それも唯くんと一緒に居るのが気に食わないの。一人になれば手を出さないであげる」


何処がばっくについているのか分からない限り、迂闊に手は出せない。


でも、誰かに相談するわけにもいかない。


自分で皆を守るか、それとも皆の前から姿を消すか。