今日は手、そんなに赤くない。 昨日はほんと、どうしたんだろう。 「あー、宿題か?」 ベッドにとりつけられた机の上に広がっている 冊子たちを眺めながら言った。 「うん。圭くんは終わったの?」 「春休みの宿題か? あと古文だけ。」 「そう言えば圭くん国語苦手だったっけ。」