ガタンッ。 突然の物音に私もモエカもびっくりする。 「え、な、なに…」 音のした方を振り向いたモエカの言葉をかき消して、 何かが私に抱きついた。 「よか…った。」 小さな声が耳元に届いた。 「も、もしかして…圭くん?」 少し肩幅が広い気がするけど、きっとそうだと思う。 「ミイ…「ひゅーひゅーっ。お熱いねぇー。」