Voulez vous du chocolat?


「湯煎はまぁ……そんな感じかな。
 やればできるじゃん、鹿野!」


「や……やればできるって! 小学生じゃないんだから。
 無礼なっ!」



ゴムベラで混ぜながら反抗。


すると神無月君は、さっき砕いたクッキーを持ってきた。



「じゃあこれにチョコレートかけて。
 スプーンでやると、大抵上手くいくから」



……それを信じてチャレンジ。


できる訳ないじゃん、あたしに。



出来たのは、何か細長いチョコレート。


クッキーはバラバラと旅立っていった。




「え……なんで出来ないの」


「本気で驚かないでよ!
 ……傷つく!」