絶望の縁に立たされたあたしの頭の中では、過去の記憶がフラッシュバックした。 ―――『ちぃー!』 その時も絶望の淵に立たされたあたしに温かいココアをくれたたかちゃん。 たかちゃんの優しさと・・・ 温かさで・・・・ 冷えきった心も溶けて、溢れる涙。 『たかちゃん・・・・・ あたし・・・・もう・・・ 死にたい・・・・・』 そんなあたしの頭を静かに撫でる君。 『ゴメンな・・・・ 俺何も出来なくて・・・ でも、傍にいてやるから! なっ?』 不器用な君の言葉に、 あたしは何度助けられた事か。