「じゃあ行くか」 まだ長い煙草をこすりつけ、 ゆうさんは時計を確認し立ち上がる。 そして扉の方へ向かった。 ゆうさんは私が行く1―A組の担任をしている。また、ここの理事長もしている。 二人で3階の教室に向かった。 校舎は不良高にしては落書きや壊れた所は少なかった。 そりゃあ、ゆうさんが理事長だもんね。 怒ったらすごく怖いもんな。 一人で納得してしまった。