「行くぞ」 いつの間にか下駄箱にいるトーマに呼ばれ、女達への視線をトーマに向け追い掛けた。 二人で下駄箱のトコで靴を履き替えていると、止むことなく聞こえる女達の歓声。 「あれって毎日・・・?」 女達に見て、ため息混じりの吐息を吐くトーマに聞いてみた。 「うん。 入学した次の日からずーっと」 うん。 うん・・・――― 同じ女として尊敬していいのか引いていいのか分からない。 今言えるのは、 あたしには絶対無理!!って事