再びやって来る一人の時間。 聞こえて来る、時計の針が回る音。 止まることなく続いている。 なんとなく入ったアンティークショップでママが一目惚れして買ったやつだ。 この家には家族との思い出の物がたくさんある。 見たくなくても捨てられず・・・。 捨てたら家族との繋がりが消える気がしたんだ。 でも写真はゆうさんに「飾るな」って言われたから奥の棚に保管してある。 理由はよく分からないけど。 どーせ聞いても教えてくれないだろうし。