あたしだって人の子だ。 人の温もりを欲する・・・。 最後に、忍び笑いを見せた神道にあたしもつい微笑した。 帰る時、神道があたしの頭を撫で、 「遠慮すんなよ」 と言い残した。 「うん・・・」 たった一言だったけれど、すごい不意打ちで、輝の優しい笑顔にドキッとした。 流れて暴走族に入ってしまった。 しかも豹牙って・・・。 何があってもあたしは求めている 自分の居場所を・・・。