「ハァ、ハァ・・・ハァ・・・」 ハッと逃げるように目が覚めた。 一瞬現実と夢の境目をさまよった。 いや、あれも現実だ・・・。 頬には乾いた涙の後。 触れて確認できた。 「なんて夢見てるんだろう・・・」 温かくあたしを見守ってくれた家族はもう、誰一人いない。 会いたいよ・・・・ パパ・・・ ママ・・・ ちぃ兄・・・