「輝ー!!!!!」 私は現実に戻り、窓を開け輝を呼んだ。輝もあたしに気付いたようでこっちを見上げた。 「ん?」 「煙草なんて中毒性の高いただの毒だろ! しかも高校生がそんなの吸ってんじゃねーよ! クヨクヨすんな!」 ゆうさんには言えないのに、輝には言えてしまう不思議。 輝にはあたしのようにはなってほしくない。 ・・・ならない、か。 あたしと違って輝にはたくさんの仲間がいるもんね・・・。 信頼し続けてくれる仲間が。