『輝くんって呼んでいい?』 『・・・』 ――――――――― 『輝くん、勉強すごいんだってね! 今度教えて?』 『・・・』 ――――――――― 『輝くん!』 ―――――――― 『輝くん!』 飽きずに毎日、毎日輝に話し掛けていた一戸。 そんな声を反対の方の席から毎日聞いていた。 『おい、蓮、アイツ調べてくんない?』 何で飽きず、シカトされ続けながらも輝に話しかける理由が分からなかった。 『りょーかい』 快く快諾してくれた蓮に感謝した。 ―――――――――