焦げ茶色の髪の毛。
茶色っぽい目。
身長は170後半。
端正な顔立ちの威圧感漂う、男。
結構な威圧感だなぁ、ってか全然気配に気付けなかった。
何者なの・・・?
「あんたこそ誰?」
負けじと睨み返す。
「・・・おめぇ何者だ」
お前が誰だよ。
それが初対面の人への態度かよ。
普通、自分の名から名乗るだろ?なにコイツ。
「あたしは工藤 蝶愛(クドウ チア)」
「見ねぇ顔だ」
「今日転校してきたの」
「ああ。1―Aか。 ゆうさんがそんな話してたな」
“さん”付けって事は知り合いかな。
「ってかそっちの名前は?」
「神道 輝(シンドウ ヒカル)」
・・・聞いても知らないや。
威圧感の強さ的に結構なやつだと思ったんだけど。
「ふーん」
一応笑っといた。
他にどんな顔すればいいかわからなくて
「なんで笑ってんだよ」
「なんとなくだよ」
つい、口に出してしまった
なんだろう・・・この自分を隠せない感じは。

