――『幸せ? こんな事して・・・』


『蝶愛・・・恋は早い者勝ちだよ。
誰も待ってはくれないよ。 あたしは今幸せ。

京太を手に入れたんだから。
アッハ・・・蝶愛の人生っていい事ないね。

・・・一人ぼっちじゃん。





生きる意味なくない?』






死ぬよ。


死んでやるよ。

そう思いギュッと拳を握る。
走ってマンションの自分の部屋に向かい、夜景の綺麗なベランダから飛び降りようと思った。






震えた。


体が躊躇した。


喧嘩売る、買うのなんて恐怖の文字擦らないのに、死ぬのはとても恐かった。





死ぬのがこんなにも恐いだなんて知らなかった。


パパ・・・ママ・・・ちぃ兄も死ぬの怖かったよね?




簡単に死ぬとか言ってゴメンなさい。
もう言わないから。
絶対言わないから。

あたし頑張るよ。