「…シリウスのかけらは、霊山護国神社の桂小五郎の墓前で、東郷の掌で、…砕け散りました」

新谷さんが、真面目な顔で報告した。
それに引き換え、
「そぉかぁ〜っ。東郷の掌で砕け散ったかっ。そうか、そうか。で、どんな風に砕けた?え?え?」

…気のせいか、なんか、柳沢さん、楽しそうなんだけど…。

「それは、高木が…」

「高木っ!どんな風だった?」