……そっか。 あの時、クラスの男達といたところを見られてたんだ。 そしてばっちりあたしの顔を覚えていたと。 この一言のせいで、この部屋の空気が一気に重くなったような気がした。 龍翔の雰囲気ががらりと変わったせいだろう。 ……どんな言葉を誰に掛ければいいか分からない。 でも、こんな空気を気にしていないように目の前のメガネをかけた男は口を開く。 「あ、あと龍翔。諷都と瑞希から電話が入ってましたよ。また後で連絡してあげてください。」 それでは失礼、とそう言ってメガネは出ていった。