この3人には散々酷いこと言われたから。
別に、もういい。
「……周りの事ぐらい把握してないのぉ?」
相手がわざわざ怒りそうな口調で言ってみる。
「お前……女のくせに調子のんよ。」
すると、思った通りにすぐキレるこいつ。
やっぱさっきの金髪の言葉は信頼できない。
こんなチャライ、こんな考えしか出来ないやつの仲間だもの。
つい金髪の胸の中で泣いてしまったけど…あの時のあたしの心理状態を考えると仕方がない。
「ふぅん」
あたしは、笑う事をやめた。
「な、何なんだよ?」
そして一言。
「そうだねぇ?あたしは女だもんね?」
冷たく言い放つ。