あたしは全て諷都くんに頼るつもりでいた。
教科書を見ても全くわけのわからないモノ全てを諷都くんに教えてもらうつもりでいた。
勝手ではあるが、全面的な信頼を寄せていた。
それが……あっけなくガラガラと崩れ落ちる。
「………だから俺じゃなくて、龍翔に勉強は聞いた方がいいと思うよ?龍翔は頭いいから」
しかしこの一言で、崩れ落ちたハズの精神が復活した。
単純な精神である。
「え、龍翔が!?」
くるりと諷都くんから龍翔を向くと、気だるそうにあたしを見ていた龍翔と目があった。
「……あんだよ?」
じーっと、龍翔を見る。
キンキンに染められた金髪。ド派手に整った顔。360度どこからどう見ても不良。
……………こんなやつが、頭いいの?


